2023年事業報告 – 社会福祉法人ゴールデンハープ

CORPORATE REPORT 事業報告

2023年事業報告

1 運営方針

  • ゴールデンハープの基本理念

人々が気軽に利用できるような場を確保し、障がい者も高齢者も子どももそして一般の人たちも安心して暮らせる地域づくりのために、「人は誰もがかけがえのない価値をもつ存在であること」を土台にして、ひとり一人が生き生きと輝いて生きることが出来るように、個々人の思いや希望に合わせた在宅サービスを図り、提供していくことを目指します。

  • 基本方針
    • 最も支援を求められている人(最重度の障害者・生活困窮者・児童など)のために大切な存在である人として奉仕をします。
    • 法令順守及び法人理念に基づき指定障害福祉サービス並びに介護サービスを行う事業所としてホスピタリティー(思いやり・心からのおもてなし)を提供します。
    • 原発事故被災地域で障害のある方が、地域の一員として生活できるようにするために、被災地で途切れた地域の連携と地域力を再生する事業に参加します。

2 法人の行っている事業

  • 障害福祉サービス事業 
    • アルケン(生活介護事業)

利用定員:20名

所在地:いわき市鹿島町御代字九反田1-1

  • フルクテン(就労継続B型支援事業・就労移行支援事業)

利用定員:20名

所在地:いわき市平字菱川町5-8

  • キルデン(共同生活援助事業):住ケ谷・かしま・明治団地・フレーデン

利用定員:18名

所在地:いわき市鹿島町御代字柿境10-1

※キルデン明治団地を廃止し、利用定員が14名となりました。

  • フレーデン(短期入所事業)

利用定員:2名

所在地:いわき市鹿島町御代字柿境10-1

  • ちいろば(訪問介護事業所)

所在地:いわき市鹿島町御代字柿境10-1

 

 

(2)障がい児通所支援事業

①アルケンⅡ(放課後児童ディサービス事業

利用定員:10名

所在地:いわき市鹿島町御代字九反田1-1

  • 介護保険事業

ちいろば(老人居宅介護等事業)

所在地:いわき市鹿島町御代字柿境10-1

ボルゲン(居宅介護支援事業)

所在地:いわき市平上荒川字桜町1-1

 ※令和5年12月末日をもって廃止としました。

  • 相談支援事業
    • オムソルグ(特定相談支援者事業・障害児相談支援事業・一般相談支援・地域移行)
    • 中核市(いわき市)障害者等相談支援事業(受託事業)
  • いわき市地域生活支援事業
    • ちいろば(移動支援事業)
    • アルケン及びアルケンⅡ(日中一時支援事業)
    • アルケン(緊急一時宿泊支援事業) 

3 2023年度事業の概要

(1)感染症対策の更なる徹底

 令和5年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が前年度に比べ少なく、感染防止策を徹底することで、感染の広がりも少なくすることが出来ました。但し、令和6年2月は感染者が複数発生したため、やむを得ず閉所した事業所もありました。これからも感染防止策の徹底を継続していきたいと考えております。

 

(2)社会福祉法人としての安定した運営を目指して

社会福祉法人に認可になりましたが、安定した運営のため、事業所ごとに報酬の点検と業務効率化の検討を進めています。令和6年度は、スタッフ配置において職員のスキル向上を図り、適正な人員配置を検討し実施して参りたいと考えております。

 

(3)強度行動障害児(者)への生活支援「コイノニア」事業の継続に向けての検討。

他法人のショートステイや入所支援施設で受入困難であった強度行動障害者の生活支援をしておりましたが、担当職員が退職したことによる配置上の問題から、令和5年度は送迎支援のみとなりました。

 

(4)就労事業所フルクテンの移転改装工事の見直し

現在使用している物件は階段も急でバリアフリーにはほど遠く手狭な環境であること、社会福祉法人申請時に社会福祉事業を行うために直接必要な物件について所有権を有している必要があるという判断のもと物件を取得。また、移転費用として、日本財団の助成申請をしておりましたが不採択となりました。このことについて計画を立て直す予定でありましたが、移転費用が捻出できないこと、貸与物件でも問題ないことが確認できたことから売却する方向で進めることとなりました。

現在、売却にむけて不動産会社の選定や売買価格の設定を進めているところです。

 

(5)居宅介護支援事業所ボルゲンと「いつだれ」キッチンでの支援の模索

事務所を「いつだれ」キッチンと同じ建屋に借り、運営してまいりましたが、令和5年12月で管理者不在の経過措置が切れるため、令和5年12月末日をもって居宅介護支援事業所ボルゲンは廃止としました。

 

(6)基本方針に基づく被災地支援の継続

双葉郡8町村相談支援委託事業(いわき市分)を受託して、いわき市内に避難してきている双葉郡内の障害ある方の支援を継続しておこないました。

 

(7)虐待防止、権利擁護について学習・研修の強化

・ジェントルティーチング手法に基づき各事業所での「利用者への適切なかかわりをする」実践の強化として法人研修を実施しました。

・いわき市基幹相談支援センターに講師依頼をし、虐待防止に向けた研修会を開催しました。

 

4 主要事項

各種委員会の活動目的の明確化

人材育成委員会 虐待防止・身体拘束 検討委員会 苦情解決委員会 地域連携委員会 緊急対策委員会 緊急対策委員会
法人職員全体の資質向上を図るための方策を検討し、研修等を企画実施する。 虐待の未然防止策や虐待事案発生時の検証、再発防止策の検討を行う。また、身体拘束の廃止に向けた取り組みを検討する。 利用者または家族から挙げられた要望・苦情に対し円滑・円満に解決しサービスの質の向上を図る。 地域連携に向け広報活動等を行い、地域に根差した事業運営を検討し、質の高い支援を提供することを目指す。 災害等における緊急時全般の被害を軽減するため、避難確保計画や消防計画書等を見直す。※BCP策定(緊急時) 感染症・ウィルス予防対策、発生時対応マニュアルの整備を行う。※BCP策定(緊急時)

  各委員会の目的を確認し、計画に基づいた委員会活動を実施することが出来ました。